生成AIの個人的活用術(私用編−1−)

仕事

これまでは仕事における生成AIの活用術について記事にしてみたが、今回は私用編ということでまとめてみようと思う。ブログ執筆を始めたこともあり、私用でもAIを利用することが多くなった。その一例として、今回は「画像生成」「情報収集」「計画立案(プランニング)」の活用方法についてまとめたい今回の記事でもChatGPT(GPT-4モデル)に代表される文章生成AI(以下、AI)を前提としている。

画像生成

言わずもがな、画像生成の機能は利用する頻度が高い。ブログを執筆する上で、記事のサムネイル画像やTOPページの画像、アイコン作成まで生成AIで作成することがほとんどだ。このがじゅまるブログに使用している画像の90%以上は生成AIで作成したものなので実際の画像は割愛するが、プロンプト内で自分のイメージを伝えることで、希望に近い画像を生成してくれるだろう。また自分の写真などをアップロードして「○○風な画像」に変換するなども面白いので、実際に使ってみて欲しい。画像生成におけるプロンプトを書く際の基本的な注意点をまとめるので意識しながら使ってみよう。

  • 具体的に書く
    「男性」よりも「黒髪短髪でスーツを着た日本人男性」のように、特徴を具体的に書く
  • 描写したい要素を優先順位順に書く
    「背景より人物」「季節感より服装」といったように、どの要素を重要視しているか明確にする
  • スタイルを指定する
    写実的(リアル風)、アニメ風、水彩画風、ドット絵風など、求めるスタイルがある場合は書く
  • 視点・構図を指定する
    例:「上からの俯瞰視点」「バストアップ」「横顔」「全身」「背景あり」など
  • 不要な要素は明確に除外する
    例:「背景に人はいない」「手に物を持っていない」など、避けたいものを明記する

また、日本語のプロンプトでは実現が難しい場合、英語のプロンプトで支持するとより正確な画像が生成されるケースもあるので、英語が得意な方は英語プロンプトで、英語がに苦手な方はChatGPTやGoogle翻訳などを駆使しながら頑張ってみるのもありだ。

情報収集

私のようにブログなどで情報発信する方はもちろん、私生活の中で何かにつけて情報収集をすることが多いだろう。その際も生成AIを活用しながら効率的に情報収集をしてみて欲しい。ただし、情報収集する際の注意点としてはその情報の真偽は自分で見極めるリテラシーを持つことが大切だ。ChatGPTはWeb上などにある既存のデータを引用して解答を生成するため、天気や株価などのように日々変化する内容については、明確に答えてくれないケースもある。利便性だけに頼らないように、自分のスキルやリテラシーも磨いていこう。

例として、2025年4月13日から開幕している大阪万博について質問してみようと思う。私も「万博ってよく聞くけど、よく知らないな」と思って質問したことがある。その時の解答を記載する。

ユーザー
ユーザー

現在、日本で開催している大阪万博の概要や見どころを教えてください。

 

2025年4月13日から10月13日まで、大阪・夢洲(ゆめしま)で開催されている「大阪・関西万博(EXPO 2025)」は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、世界158の国と地域が参加する大規模な国際博覧会です。最新技術や文化、建築が融合した見どころが満載です。以下に注目のポイントをご紹介します。

🌍 注目のパビリオンと展示

1. GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION
高さ約17メートルの実物大ガンダム像が展示され、関西地方では初登場となります。片膝を立てて腕を大きく上げるポーズは、宇宙と未来を見据え、人類と共に新たな宇宙時代を切り開くという意味が込められています。 好運日本行

2. 大阪ヘルスケアパビリオン「ミライ人間洗濯機」
1970年の大阪万博で注目を浴びた「人間洗濯機」が、さらに進化を遂げた形で展示されています。カプセル型の機械の中に人が入り、センサーで生体データを測定し、年齢層に合わせた水流で身体を自動で洗ってくれる体験ができます。 好運日本行

3. シグネチャーパビリオン「null²」
メディアアーティストの落合陽一氏がプロデュースするパビリオンで、生成AIや3Dスキャン技術を組み合わせたデジタル上のアバター「Mirrored Body ®」を生成し、実際に体験することができます。 GQ JAPAN

4. チェコパビリオン:ミュシャチェコの伝統産業であるガラスをふんだんに使った螺旋構造のパビリオンで、内部には1970年の大阪万博で出展したガラス芸術作家・レネーの弟子によるボヘミアンガラスの作品などが展示されます。また、同国出身の画家アルフォンス・ミュシャの未完の三連作「三つの時代」に着想を得た現代作家の作品も設置予定です。 Tokyo Art Beat

🏗️ 建築とデザインの見どころ

5. 大屋根リング(グランドリング)
会場のシンボルである「大屋根リング」は、直径約2キロメートルの円環状の木造建築で、世界最大規模の木構造物としてギネス認定されています。訪問者は屋上の「天空回廊」を歩きながら、会場全体を見渡すことができます。 ウィキペディア+2ウィキペディア+2大阪府公式ウェブサイト+2

🎨 アートとエンターテインメント
会場内には、公式キャラクター「ミャクミャク」をはじめ、ポケモンなど日本のアニメやマンガのキャラクターのオブジェが点在しており、歩いているだけで楽しめるのも大阪・関西万博の魅力のひとつです。 ウィキペディア+3好運日本行+3GQ JAPAN+3

🌐 海外パビリオンの魅力
世界158の国と地域が参加し、それぞれの文化や特徴を象徴するユニークな建築が立ち並びます。各パビリオン内では、各国の魅力を表現した展示が行われ、まるで世界旅行をしているかのような体験ができます。 Time Out Tokyo

🎟️ チケットとアクセス情報
チケットの購入やアクセス方法については、公式サイト(https://www.expo2025.or.jp/)をご参照ください。事前予約が必要なパビリオンもありますので、計画的な訪問をおすすめします。ウィキペディア

大阪・関西万博は、未来社会のデザインを体感できる貴重な機会です。ぜひ訪れて、最先端の技術や文化に触れてみてください。

上記のような形で、支持通り概要や見どころを丁寧にまとめてくれた。また各項目の最後には引用元のリンクも添えてくれているので、自分でその情報の真偽や詳細を確認し易いのも嬉しい点だ。情報収集をする際のレベル感もプロンプトによって調整できるので、必要に応じて使い分け、効率的な情報収集を心がけてみて欲しい。

計画立案(プランニング)

「計画を立てる」というと、真っ先に思い浮かぶのは旅行だと思うが、それ以外にも語学学習や副業、趣味などの計画なども生成AIの力を借りて具体化することができる。試しに「旅行のプラン」と「副業のプラン」について生成AIにサポートしてもらおう。

ユーザー
ユーザー

東京から栃木にレンタカーで一泊二日の旅行に行く予定です。日光東照宮は必ず含めて、多くの観光名所を旅行できる計画を立ててください。

AI
AI

素晴らしいご旅行プランですね!東京から栃木(特に日光周辺)への1泊2日旅行は、歴史・自然・グルメをバランス良く楽しめる絶好のルートです。以下に「日光東照宮を含む充実の一泊二日レンタカー旅行プラン」をご提案します。

🚗 一泊二日モデルプラン(東京発 → 栃木・日光)

🔹1日目:東京 → 日光(歴史と自然満喫コース)

時間 内容
07:30 東京出発(首都高~東北道経由、約2時間半)
10:00 【日光東照宮】 世界遺産・徳川家康を祀る豪華絢爛な神社。 見ざる・言わざる・聞かざるや眠り猫など名所多数。
12:00 【ランチ】 「明治の館」または「日光金谷ホテル」で名物の洋食ランチ。 ※金谷ホテルのカレーやニジマスのムニエルが有名。
13:30 【日光二荒山神社・神橋】 縁結び・パワースポット。神橋はフォトスポット。
14:30 【華厳の滝】(車で約40分) 日本三大名瀑のひとつ。エレベーターで滝壺近くまで行けます。
16:00 【中禅寺湖ドライブ&散策】 湖畔でのんびり、ボートやカフェもおすすめ。
17:30 【宿泊】奥日光・湯元温泉や中禅寺湖周辺の旅館へチェックイン ♨️ 温泉と夕食で癒される時間

🔹2日目:日光 → 那須方面 or 宇都宮経由で帰路

2つのルートから選択(どちらも東京方面に戻る流れ)

A. ❄️自然と動物を楽しむ「那須満喫コース」

時間 内容
08:00 朝食・出発
10:00 【那須どうぶつ王国】(中禅寺湖から約1時間半) アルパカやカピバラなどとふれあえるテーマパーク
12:30 【那須高原ランチ】 チーズガーデンや那須高原ビールレストランで地元グルメ
14:00 【那須アウトレット or 殺生石エリア】 自然散策やショッピング
16:00 那須ICから東京へ(約2.5時間)

B. 🍜グルメと歴史の「宇都宮&足利コース」

時間 内容
08:00 朝食・出発(南下)
10:00 【宇都宮大谷資料館】 幻想的な地下空間と大谷石の歴史。映画やMVのロケ地多数。
12:00 【宇都宮餃子ランチ】 「正嗣」「みんみん」「来らっせ」など人気店多数
13:30 【足利学校 or 足利フラワーパーク】(※季節によって調整) 歴史好きに足利学校、花好きにはフラワーパーク
16:00 足利ICまたは東北道経由で東京へ(約2時間)

📝 旅行のヒント・アドバイス

  • **紅葉シーズン(10月下旬〜11月上旬)**は混雑します。朝出発をおすすめ。
  • 日光の山道(いろは坂)はカーブが多いので、運転に注意。
  • 天候や時間によっては「華厳の滝」や「中禅寺湖」を早めに切り上げてもOK。

必要であれば、Googleマップの経路リンクや、おすすめ宿の候補もご案内できます。
どちらの2日目ルートが気になりますか?(那須 or 宇都宮)

東京から栃木への旅行を計画してみてもらったが、必ず行く予定の日光東照宮は1日目に計画し、二日目はAとBのプランを立ててくれた。またヒントやアドバイスなども添えてくれ、おすすめの宿候補などもサポートしてくれるというのだから、非常に心強い。二日目の出発が早いと思うので、そういった場合は追加で要望を伝えればリプランしてくれる。旅行は自分たちで計画することも醍醐味であるが、ベースとなる部分や、悪天候時の予備プランなどを考えてもらうだけでも役立つと思う。

次は少し毛色を変えて、副業を始めたい人がまず何から始めたら良いのか、生成AIに聞いてみよう。

ユーザー
ユーザー

副業初心者の私が副業で月3万円稼ぐことができるようになるまでの計画を立ててください。副業の内容は現時点でこだわりません。

AI
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副業で月3万円を安定的に稼ぐことは、多くの人にとって現実的な目標です。以下に「副業初心者が月3万円を目指すための実行計画(期間:3〜6か月)」を、こだわりがない前提でご提案します。

目標:「月3万円(1日1,000円目安)」の副収入を得る

📅 フェーズ別 実行計画

🟦 フェーズ1:準備(1〜2週間)

内容 詳細
✅ 自己棚卸 ・スキル(PC、英語、デザイン、文章など) ・趣味・関心(将棋、旅行、書道など) ・使える時間(平日1時間?週末3時間?)
✅ 副業タイプを絞る 例: ・単発型 → クラウドワークス・ココナラ・スキル販売 ・積立型 → ブログ、SNS、ストック系 ・知識販売型 → note、有料スライド販売など
✅ プラットフォーム登録 クラウドワークス/ランサーズ/ココナラ/タイムチケットなど複数に登録

🟦 フェーズ2:トライ&フィードバック(1〜2ヶ月)

行動
1週目 3つの副業タイプを試す: ① 簡単なタスク案件受注(アンケート、レビューなど) ② ココナラでスキル出品(例:旅行プラン提案、書道の名前デザイン) ③ noteで記事販売の準備
2~4週目 実際に案件をこなして納品 ・納品で「500円~3,000円」の収益を出してみる ・フィードバックをもらって改善
5~8週目 反応が良かった副業に集中 ・プロフィール整備、実績アピール ・SNSやブログ連携も検討

🟦 フェーズ3:月3万円達成に向けた仕組み化(3〜6ヶ月)

内容 詳細
✅ 時間×単価の最適化 ・高単価案件にチャレンジ(例:記事作成1本3,000円) ・複数案件を並行してこなす
✅ リピート・指名獲得 ・クラウドワークス等での評価を貯め、常連クライアントを得る
✅ 収益の安定化 ・「単発+ストック型」を組み合わせて収益源を分散 ・月収3万=例:単発2万円+ストック1万円 など

💡 具体的な副業アイデア(初心者でも始めやすい)

分野 内容 3万円までの目安
✍️ ライティング 記事作成/レビュー/体験談 文字単価1円で月3~5記事
🎨 デザイン 名刺/サムネ/SNSアイコン 1件3,000円×10件
📸 写真・動画 ストックフォト販売 月100点アップで1,000~5,000円
📘 情報販売 note/スライド販売 1本1,000円 × 30ダウンロード
🧠 スキル出品 ココナラで「書道で名入れ」や「旅プラン提案」など 1件2,000円 × 15件

🔁 月3万円達成のためのマインドセット

  • 完璧よりまずは1,000円稼ぐ経験を積む
  • 自分の「得意」が誰かの「困った」に刺さるところを見つける
  • 継続は信頼と単価アップにつながる

ご希望があれば、「あなたの強み(例えば書道・旅行・イベント企画)に特化した副業戦略」も設計できます。
どの副業ジャンルに少しでも興味がありますか?

 

こんな感じで目標額に対して時間軸と内容を精査してくれた。ココナラやクラウドワークスなどのプラットフォームはご存知ではない方もいらっしゃるだろうが、AI活用の中で新しい知識やサービスなどの情報に触れられることも良い点だろう。

私もココナラやクラウドワークスは登録していて、時間がある際に活用しているので、気になる人は登録してみるのも良いだろう。


今回は仕事以外でのシーンで生成AIを活用した事例をご紹介した。日進月歩という言葉でも追いつかないスピードで進化を遂げているAIなので、今後さらに我々の生活の一部に溶け込んでいくだろうが、使ってみないとわからない部分が多いので、ぜひ簡単なやりとりなどから始めてみてはいかがだろうか。

本記事をご拝読いただきありがとうございました。

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