面接において「評価が高い人の特徴」を知りたい人は多いと思うが、面接評価については多様な要素が絡み合うので一概に述べることが難しい。例えば採用形態(ジョブ型・メンバーシップ型)や採用コース(営業・技術系・専門スタッフなど)、企業が定める人材像や初期配属および育成方針などによって評価基準が異なることもある。しかし、その逆の「評価が低くなる人」はある程度共通項をまとめることができる。今回は面接で評価を下げないために注意すべき内容についてまとめるので参考にしてみてほしい。なお、今回は服装や表情、仕草などの視覚情報の部分は除き、面接内の対話における内容に焦点を当てている。
共通点1|ネガティブな言葉や表現が多い
皆さんも「ポジティブな人」と「ネガティブな人」ならどっちと一緒に時間を過ごしたいだろうか。その度合いにもよる部分はあるが、多くの方は前者を選ぶと思う。それは採用面接でも同じで、ネガティブな言葉や表現が多い方は評価が厳しくなりやすいので注意してほしい。例えば「営業は避けたい」「地方に転勤はしたくない」「この業界とは合わないと感じた」など、面接の中でいろいろな質問が飛んでくる中で意識していないと口にしてしまいそうな内容も多いと思う。面接官をしているとこう言ったネガティブな発言には敏感になるものだ。こういった表現が多いと「この人はネガティブな部分に焦点を当ててしまう人なんだな」とか、「組織に入った時に自分の希望だけを通そうとしそう」といった具合に捉えられてしまう。もちろん自分の希望の職種や勤務地もあると思うので、ポジティブな表現に変換して伝えることを意識してほしい。下記に例を示すので、是非参考にしてみてほしい。
ネガティブな表現(変換前) | ポジティブな表現(変換後) |
地方で働くことは避けたいと考えています | まずは日本を代表する企業が多い都心で実力を磨きたいと考えています |
できれば営業以外の職種に配属を希望します | 自分の強みや経験が活かせる企画職でファーストキャリアを築きたいと考えています |
⚫︎⚫︎業界の企業のインターンに参加した際、自分はこの業界と合わないと感じました | 様々な業界のインターンに参加し、⚫︎⚫︎業界よりは▲▲業界の方がより適正があると感じました |
共通点2|回答内容が表面的・抽象的
これもよく聞く内容だと思うが、「表面的」というのは下記のような性質が含まれていると考えている。
- 物事の背景や目的に当たるWhy(なぜ)が無い、または弱い
- 自分の経験や行動を説明する際のHow(どうやって)が無い、または弱い
- 回答内容に1や2に示すような自分の考えや動機が含まれておらず、一般論で完結している
- 回答内容にビッグワードや定性的な表現が多い
特にこの「回答が表面的」ということは面接官から本当によく出る言葉の一つだ。上記3つに該当しないように、自分の経験値やエピソードに対する解像度を上げておいてほしい。表面的な回答を避けるためにどうすれば良いかは、また別の記事でもまとめてみたいと思う。
共通点3|回答内容が「短過ぎる」or「長過ぎる」
どちらかと言えば自分の回答内容が長くなり過ぎないように注意をする方が多いのではないだろうか。私の経験からしても話が長いなと感じる人の割合の方が多いのだが、一定数「短過ぎる」人もいる。結論から述べるということを意識し過ぎてなのか、結論しか言わない人が存在し、それだけでは面接官は理解ができない上に会話が続かず非常に面接がやりづらい。もちろん良い印象は与えないので合格になるケースはほとんどない。質問に対しては必ず「結論」と「背景(Why)」の部分は最低限述べることを意識しよう。一方、話が長くなりがちな人は「#面接 知っていてほしいメラビアンの法則」の【意識すべき点③|話し方を鍛えること(聴覚情報)】に記載している表を参考に改善に努めてみてほしい。
共通点4|態度が軽すぎる
ノリの良さは大切だ。共通点1でも述べたようにノリの良さはポジティブさに変換され易くもあり、私個人もそういう人は大好きだ。ただし、面接の場やビジネスの場ではそのノリの良さが「軽薄さ」や「失礼」に当たってしまうことも認識しておこう。これはあまり該当する方は多くないのだが、それでも一定数いるのも事実だ。地域性や業種業界の特性も絡んでくる話なので一概にはいえないが、真面目かつ真剣に臨む姿勢をベースに、個性としてのノリの良さを表現してみてほしい。抽象的にはなってしまうが、英語で表現でいう「funny(面白い)」と感じられるようなノリやテンションは避けた方が良く、「interesting(興味深い)」と感じられるようなノリやテンションであれば是非織り交ぜてみてほしい。
以上が、面接で評価が厳しくなる人の共通点である。ここに書いている内容に該当しないように注意をしつつ、自分を適切に表現できるように努めてみてほしい。
本記事をご拝読いただきありがとうございました。