面接に案内された際、どの日程、どの時間帯で予約しようか迷ったことのある方も多いのではないだろうか。そして面接の日程や時間帯が結果に影響することはあるのか、という疑問も同時に抱いた方が多いと思う。6年間の採用活動の中でこの相関に関する感覚値はあったのだが、実際に過去3年(2022年〜2024年)分のデータを実際に分析した結果も踏まえて今回の記事をまとめてみた。私が面接官を担当した際の意見も踏まえて書いているので是非参考にしてみてほしい。なお、今回は時間帯のみで相関を調べており、曜日の概念は含まれていないのでご容赦いただきたい。
過去3年分(2022年〜2024年)の結果分析
私の担当する採用コースでは3回の面接を設けている。面接の日は、朝9時台〜夕方16時代まで終日面接を行うことが多いため、それぞれの時間帯と面接結果の相関を調べてみた。面接結果は「優先合格」「合格」「見送り」の3カテゴリとし、3年分の結果を合計した数で相関を算出しているので、ある程度信信憑性もあると思う。三次面接は少し特殊要因があるため今回は掲載せず、一次〜二次面接における面接時間帯と結果の相関表を下記に添付する。
一次面接 | 優先合格 | 合格 | 見送り |
9時台 | 51.4% | 28.6% | 20.0% |
10時台 | 18.9% | 51.4% | 29.7% |
11時台 | 15.6% | 50.0% | 34.4% |
13時台 | 23.8% | 31.7% | 44.4% |
14時台 | 17.5% | 44.4% | 38.1% |
15時台 | 12.9% | 35.5% | 51.6% |
16時台 | 19.3% | 33.3% | 47.4% |
二次面接 | 優先合格 | 合格 | 見送り |
9時台 | 32.6% | 50.6% | 16.9% |
10時台 | 28.6% | 35.2% | 36.3% |
11時台 | 32.6% | 34.8% | 32.6% |
13時台 | 22.2% | 33.3% | 44.4% |
14時台 | 25.6% | 46.0% | 28.4% |
15時台 | 21.7% | 45.8% | 32.5% |
16時台 | 26.8% | 37.3% | 35.9% |
上記の表をみて皆さんも思うことがあるだろうが、この結果について私も考察してみた。
一次・ニ次面接で合格率(優先合格+合格)は9時台が一番高い結果となった
これは興味深い結果だと思う。朝9時台は最初の面接枠に該当するが、この枠の合格率が一次・二次面接ともに一番高かったのだ。要因として考えられることはいくつかあるが、一つは面接官・受験者ともに一番頭が冴えている時間帯であるということだ。「#面接 当日の服装」でも紹介したとおり、人間は1日に約35,000回に及ぶ意志決定を行なっているが故に、時間が経てば経つほどに思考が鈍ってくる。従って朝の早いタイミングはお互い頭が回転しやすい時間であることや、一番最初の枠ということもあって印象に残りやすいことが要因として考えられる。またこれは私個人の感覚値になってしまうが、朝イチの枠に予約する学生は活動的でエネルギーに溢れている方が多いと感じていて、こういった要素も影響していそうだ。
13時台の合格率が低い傾向にある
次に気になったのは昼最初の枠である13時台の合格率が低い傾向にあることだ。二次面接では他の時間帯に比べて一番低く、一次面接でも3番目に低い数値であった。考えられる要因としてはやはり昼食直後であるということだろう。皆さんも経験があるだろうが、食事を摂ると血糖値の上昇・下降等による影響で眠気が襲ってくることがある。眠気まではいかなくとも気だるさ等を感じることもある。つまり面接官としても集中力が欠如しがちな時間帯であるといえる。とある先輩は午後イチに大切な商談やプレゼンがあるときは昼食を摂らないと決めていたが、それほどに食事は良くも悪くも自分のパフォーマンスに影響を及ぼす可能性が高い。受験者側は昼食の時間をずらすなどしてコントロールできるが、面接官は12時〜13時の時間帯で昼食を摂っているはずなので、その点は認識しておく必要がありそうだ。
午後は14時台の合格率が高く、その後の時間帯は減少していく傾向にある
午後の面接においては、14時台の合格率が一次・二次面接ともに一番高かった。また、その後の時間帯においては、合格率の減少傾向が見受けられた。先ほど述べたとおり、午後一番の枠では少し集中力が欠如している可能性があるが、その後はまた一定時間パフォーマンスが戻っている可能性が考えられる。ただし、夕刻にかけて合格率が減少傾向にあるため、集中力などがお互いに下がってきているのかもしれない。私個人の話になるが、私は15時台〜16時台の面接が一番集中力が低下していると感じている。私は午後イチより、16時前後に一番眠気が来る傾向にあるのだが、私の周囲にもその時間帯に眠気がくると言っている人は多い。ただ人によっては夕刻ぐらいから調子が上がってくる人、口が回るようになってくる人もいるだろう。この時間帯は人それぞれ意見が分かれそうな要素が多く、一番難しい時間帯だと感じている。
以上が簡単な考察ではあるが、実際に定量的な分析をしたことで、私も漠然と感覚値としてもっていたことに対する裏付けができたように思う。一つの結果として参考にしてみてほしい。
面接予約する際は、自分のパフォーマンスが最大限発揮できる時間帯を選ぼう
上記の結果はある程度の信憑性があるデータだと思うが、全て真に受ける必要はないと考えている。どの時間帯でも「優先合格」「合格」になる人はいるし、時間帯と結果の相関を気にするよりは自分のパフォーマンスが最大限発揮できる時間帯で予約をすると良いだろう。もちろん、その時間帯が面接官のパフォーマンスが高い時間帯と重なっているとベストだと思うが、どの時間帯で参加していも合格ラインに乗るように準備を徹底し、自信を持って面接に臨むことの方が重要だ。
今回は過去3年分の面接結果を分析し、面接の時間帯と結果の相関について考察してみた。読んでいただいた方の一助になれば嬉しく思う。
本記事をご拝読いただきありがとうございました。