「就職活動を始めるときの3つの心構え」の内容の中で触れた「一生懸命に取り組む」ということについて、この記事では具体的な内容を取り上げたい。この取り組みを継続できれば、就活だけではなく社会人になった後も活かすことができるはずだ。就活を自分の成長の糧にすることを目的に綴りたいと思う。
一生懸命に取り組むコツ①|予習・復習を行う※その際Why(なぜ)を考える
なに小学生みたいなことを・・・と思われたかもしれないがとても重要なことだ。現在では大多数の企業がインターンシップやオープンカンパニーなどのイベントを通年で開催しており、皆さんが参加する機会も多いだろう。そういったイベントに参加する際に、是非「予習・復習」を意識してほしいのだ。予習は企業の概要や基本情報を知るとともに、その企業の情報に対して自分なりの考え(例えば、この企業が市場における優位性を獲得できたのはこういった理由があるのではないか、など)や疑問(例えば、なぜこの企業は⚫︎⚫︎といった人材像を掲げているのだろう、など)を持つことを指す。また、復習はイベントを通じて知り得た知識の整理もさることながら、そのイベントに参加して自分が何を感じたのか、またなぜそう感じたのかを言語化することを指す。この予習と復習の中で「Why」を考えることができれば知識の習得とともに、自分の考えを整理でき、企業や自身に対する解像度が上がる。その結果、面接で自分のことを適切に伝えることができるようになることに加え、社会人になった後の仕事においてインプットとアウトプットの量と質を向上させることにもつながってくる。Whyを意識した予習・復習を心がけてみてほしい。
一生懸命に取り組むコツ②|自分と異なる意見や価値観を一度受容する
就活においては、企業に勤める社会人然り、同じイベントに参加した多くの学生とコミュニケーションを取ることになる。正直、これほど多くの人に会う時期というのも人生においてそうないのではないか。このことをポジティブに捉えていただき、一期一会のコミュニケーションを大切にしてほしい。特にインターンシップ等でグループワークを行う場合、自分の考えや意見を述べることや、他者の考えや意見に耳を傾けることがよくある。就活という一種の競争の場ということもあり、他の人より優れた意見を発言したい思いや、自分の意見を通したい場面もあるだろう。もちろんその気概は必要であるが、他者の意見や考えを一度は受容すること、そしてその背景についてもきちんと理解しようとする姿勢を意識してみてほしい。社会人になった後はバックヤードが異なる多様な人と仕事をすることになるが、その中で良好な関係や円滑なコミュニケーションを実現するためには、まずは相手のことを受け入れる姿勢が大切だ。一度受容して考えた結果理解できないとはもちろんあるし、無理に全てを受け入れろというわけではないが、相手の考えを一度受け止めた後のコミュニケーションと、受容せず自分本位で行うコミュニケーションでは伝わり方が異なってくる。微々たる差かもしれないが、最終的な仕事の成果に影響する要因になるので、是非就活の場から実践してみてほしい。
一生懸命に取り組むコツ③|相手の立場に立って報連相を行う
就活生は忙しい。大学の授業にゼミにアルバイトにサークルや部活に、、、といった感じで多くの活動を並行して行うため、スケジュール管理を徹底する必要がある。しかし、時にはダブルブッキングが発生したり、すでに予定を入れていたところにより優先順位の高い予定が入ってくることもある。就活イベントに予約はしていたが、他の予定を優先したいがため振替依頼などを行うこともあるだろう。そういった報連相を行う際は「相手の立場に立つ」ことを忘れないようにしよう。例えば面接の振替依頼を行う際、下記内容だとどっちが相手の立場に立っているだろうか。
振替依頼A | 振替依頼B |
ご担当者様 ⚫︎⚫︎大学の▲▲と申します。 大学のゼミの日程が変更になったため、予約していた面接に参加することが難しくなりました。 大変申し訳ございませんが、別日に振替させていただくことは可能でしょうか。 ご確認宜しくお願いいたします。 | ご担当者様 ⚫︎⚫︎大学の▲▲(ID:○○)と申します。 大学のゼミの日程が変更になったため、⚫︎月⚫︎日(⚫︎)13時〜より予約していた⚫︎⚫︎コースの面接に参加することが難しくなりました。 大変申し訳ございませんが、別日に振替させていただくことは可能でしょうか。 下記日程であれば面接に参加することができます。 ・⚫︎月⚫︎日(⚫︎)13時以降 ・⚫︎月⚫︎日(⚫︎)15時以降 上記日程で振替が難しい場合、ご調整いただける日程をご連絡いただけますと幸いです。 何卒宜しくお願いいたします。 |
正解はもちろん振替依頼Bである。Aの方も丁寧に見えなくはないが、この内容だと受け取った側が必要な情報(依頼者の整合や面接日程、コースなど)を調べる必要がある。さらに依頼主がいつなら面接に参加できるかもわからないので、予定確認のためのメールが余分に増えることになる。分かっていても面倒で簡易的な内容にしてしまっている方もいらっしゃるかと思うが、こういった些細なコミュニケーションで社会人としてのセンスや力量を測られることもある。特に自分からお願いをする場合は、相手が快く受け入れてくれるような報連相を心がけよう。相手の立場に立つことを心がけていれば社会人になった後も、関係性構築力や提案の訴求力、情報を取捨選択する力など、多様なスキルのベースになる。
以上が、私の考える「就職活動を自分の成長に還元するコツ」である。就活だけではなく、その後の社会人における成長も見越すことができる要素だと思うので、是非今日から実践してみてほしい。
この記事をご拝読いただきありがとうございました。